米国務省「(GSOMIAは)重要な手段」
仮に韓国側がGSOMIA破棄に突き進んだ場合、北朝鮮の非核化が遠のく可能性もある。7月19日(米東部時間)、米国務省が運営する国際放送局「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」に対して米国務省の報道官が寄せたコメントでは、GSOMIAは
「地域の平和と安全を維持し、北朝鮮の『最終的で完全に検証された非核化』(FFVD)を実現するという、我々の共通の取り組みのための重要な手段」
だと指摘した上で、米国はGSOMIAを「完全に支持する」と表明。「2国間の防衛関係の成熟度を示し、(日米韓)3か国間の調整能力を向上させている」とした。
さらに、日韓と日韓米は北東アジアの安全保障について協力関係にあることを指摘し、
「共通の脅威に関する情報を共有できる能力は、協力関係では重要な部分だ」
だとした。仮にGSOMIAがなくなれば、「脅威」への対応に支障が出る可能性を指摘したと言えそうだ。