筆者は毎日、東京メトロを乗り継いで出勤している。そこで最近、見かけるのが、犬のような熊のような...カワいい謎のキャラクター「ジャムム」だ。赤、白、青、オレンジ、茶色。45歳のJ-CASTニュース記者にとっては、かつての戦隊モノ「ゴレンジャー」のようにも思えるが、ゆる過ぎて、とても戦えそうに見えない。
「ジャムム」は一体、何で、いつからできたのか? 同キャラを手掛ける「メトロ アド エージェンシー」に聞いてみた。
あいさつは「なめてもいいよ。」
担当者によると、
「『ジャムム』は、ジャムから生まれた『謎の妖精』という設定です。現代人がかかえる日々のストレスを退治しようと、どこからともなくドローンに乗って東京の地下鉄にやってきました。はじめましてのあいさつは(ジャムだけに)『なめてもいいよ。』ということで、2018年2月末に登場しました。東京メトロ車内は、サラリーマンやOLさんをはじめ日々ご利用いただいているお客さまに『癒やし』のような、コミュニケーションができないかと生み出されたキャラです」
そんな「ジャムム」5体を紹介しよう。ぴーなっつクリームムの「ナッチ」、いちごジャムムの「イチカ」、おれんじマーマレードムムの「マーレ」、りんごジャムムの「リタロウ」、ぶるーべりージャムム「ブルール」だ。
同キャラで特徴的なのは、頭の上にふたがある「びん詰め」状態になっていることだ。だから「ジャムム」。でも、何で「ビン詰め」をモチーフにしたの?
「ジャム、イカの塩辛、つくだ煮...『日本のおいしいもの』をたくさんビン詰めにしたい。その日本の良さを東京の中心を走る『メトロ』から発信できればと思い、作成いたしました」