過激な振る舞いで人気を集めるユーチューバーでDJ集団の「レペゼン地球」が2019年7月26日、公式サイトとツイッターで今年9月に行う予定だったメットライフドーム(埼玉県所沢市、西武ドーム)での公演中止を発表した。またメットライフドームの公式サイトでも公演中止のお知らせが掲載された。
レペゼン地球は、このドーム公演準備を理由に、5月から活動休止していた。しかし7月に入り、メンバーのDJ社長さんを中心とした「パワハラやらせ」による騒ぎが問題視されていた。公式ツイッターのリプライには「中止して当然」「自業自得じゃん」と冷静に見る人もいれば、「またドーム報告をしてくれると信じてます」「次のドーム報告楽しみです」と応援するコメントも寄せられている。
「僕なりにはうまくいくだろうと思って...」
レペゼン地球は26日、「メットライフドーム公演中止のお知らせ」と題し、
「9/7 (土)・9/8(日) メットライフドームにて予定しておりましたドーム公演を関係各所と協議の結果、断腸の思いではありますがチケット一般発売を前に、急遽公演を中止させて頂くこととなりました。本公演を楽しみにしていらっしゃったファンの皆様、各関係者の皆様、大変ご迷惑をお掛け致します事を、深くお詫び申し上げます」
と発表した。
「レペゼン地球」の公式ユーチューブチャンネルでは同日、「活動休止に入る前の日。メンバーにドームでライブする事を伝えてみた。」と題した動画が公開された。その一番最後で、DJ社長さんは、
「ドーム公演を楽しみにしていたファンの皆さん、この度ドーム公演は中止となりました。誠に申し訳ないです。今回の炎上の件は全部僕が考え、僕なりにはうまくいくだろうと思って考えてやったことだったんですけど、全然考えが足りてなかったみたいで、僕以外の人もたくさん炎上してしまって、大騒ぎになって、申し訳ないなと思っています」
と謝罪。そして
「そして長年の夢だったドームがね、その、やっとあと少しで叶うというところまできとったんやけどね。こういうミスでできなくなって......ということです。でも、まだ僕たちは夢に向かってこれからも頑張っていくので、よろしくお願いします」
と頭を下げた。
この動画の冒頭部分は、活動休止前の4月に収録されたもので、DJ社長さんがレペゼン地球のメンバーにドームでのライブ決定を伝え、メンバーのリアクションを見るというものだった。この動画は7月27日現在、YouTubeの急上昇ランク1位に浮上している。
「しくじり先生」は放送見送りに
レペゼン地球をめぐっては、「パワハラやらせ」騒動が問題視されていた。
7月17日、同じ事務所「Life Group」に所属する女性タレントが、ツイッターで「何度もホテルに誘われてます」「断ったらクビにすると言われたこともあります」などと、リーダーであるDJ社長さんからの「パワハラ」を告発。これに対してDJ社長さんはパワハラを行ったと認め、翌日18日に動画で謝した。これに関連して、22日にDJ社長さんが出演予定だった番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)の放送も、19日までに見送られた。
しかしこの一連の流れは、プロモーションの一環で、20日にはこれをネタにした楽曲「パワハラ ザ ホルモン」を公開。「釣り」「炎上プロモーション」だったことを明かし、ネット上では「パワハラやセクハラをおもちゃにするなんて最低」「ネタにして良い事と悪いことの区別も付かないのか」などとして批判が殺到した。
ファン「これからもドームを諦めないでほしい」
この騒動をきっかけに中止となったドーム公演。SNS上では、
「ドーム中止は完全に自業自得」
「レペゼン、ドーム中止かぁ まあそりゃそうだな」
「中止して当然」
「レペゼン、メットライフドーム公演中止って聞いても、当たり前のようにそうなると思ってたから、へーしか出てこない」
と冷静にとらえる人がいる一方、
「ドーム中止わ悲しいけどもう決まったもんわしょーがないしまだ次あるよね?絶対待ってるから」
「今回は叶わなかったけど、これからもドームを諦めないでほしい 真剣な人は絶対応援したい!」
「めっちゃショックやけど、絶対レペゼンならまたドーム出来ると思うし、レペゼンと一緒にドームの夢追いかけたいなって思う」
などと応援する声も多くあがっている。