N国からの影響と相違点
「はい。それは確実にあります」
と工藤さんは電話口ではっきりとN国から影響を受けたと話した。
「『JASRAC問題』はJASRACが音楽教室に著作権料を請求しているような問題が起き始めたころから『何かできないかな』という思いがあって、『N国』は以前から知っていたので、(2019年の)参院選までの活動1カ月くらいを見て、同じようなことができないかなという思いで(政党を)つくろうとしている」
N国から1つの目的に向かって、改善などを求める点で影響を受けているそうだ。
今のところ1人で活動をしている工藤さんは、29日に公式サイトを公開。その後、「JASRACのやり方に不満を持つ人」を募り、情報を集め、「精査」するという。「アーティスト・音楽家」「JASRACに務めている(いた)人」「JASRACから徴収されているユーザー」などだ。
「(これらの人を)まず集めて情報を、いろいろなところであつめた問題点を、(私が)思っている問題点以外のものを精査していく」
と語った。
そして、「支援者」も同時に募る。「まず政党として動かせるくらいの力を持てるかどうかが問題となる」と述べる工藤さんは、
「JASRACはNHKと違って、(利用する人以外は)身近な問題ではないので、そこでどれだけの人がこの問題に対して、『変えようという意思を持っていただけるか』というところを踏まえて支持がどれだけあるのかを確認して、どう設立して、政治家を輩出していくかを考えていく」
という。
自分の中で洗い出されている「問題点」はホームページに訴えていくつもりだ。