仙名彩世、役作りは「人間ではないので...」
「ポーの一族」は18年に宝塚歌劇団花組により上演されて好評を博した。当時トップ娘役としてシーラ・ポーツネル役を演じた仙名さん(19年4月退団)もゲストとして登壇、
「人間ではないバンパネラ(吸血鬼)の役ですので、どういった感覚なんだろう、身体の中にどんなものが渦巻いているんだろうと(宝塚版で役を演じた)一家で、バンパネラとはどういうものなのかと想像を膨らませて...」
と役作りの思い出を語り、萩尾さんも「台風のような愛に押し寄せられて...」と宝塚版に圧倒されたことを語っていた。
仙名さんはまた、本展で展示されている原画について
「あまりにもマンガが美しすぎて...まだ鉛筆の線が残っているような、先生がじかに描かれたものに触れて、こうやって息づいていたものを演じることはとても難しかったのですが、やっぱり原作の力というものはものすごく大きいのだなと実感しました」
と感嘆していた。
「デビュー50周年記念『萩尾望都 ポーの一族展』」では、「ポーの一族」「11月のギムナジウム」「トーマの心臓」など萩尾さんの50年間の代表作の原画や、宝塚版「ポーの一族」の衣装や小道具が展示される。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)