緒方監督の「鉄拳制裁」、FA戦線に影響も? 鯉党に衝撃走る

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今オフ以降、続出するFA権取得者の動向は...

   今オフ、広島のFA移籍が注目されるのが、菊池涼介内野手(29)、会沢翼捕手(31)、野村祐輔投手(30)の3人。菊池は昨オフ、ポスティングシステムを使ってMLB移籍を公言し、今オフの移籍が濃厚で、会沢は今年5月に国内FA権を取得している。野村は今シーズン中にも権利取得が見込まれ、来オフには田中広輔内野手(30)が国内FA権を取得する見込み。その次には大瀬良大地投手(28)、中崎翔太投手(26)らが控えている。

   過去、広島からはFAで9人の選手が移籍しており、昨オフ巨人に移籍した丸佳浩外野手(30)のように主力級の選手の流出が目立つ。今シーズンの広島は丸が抜けた影響が大きく、開幕から躓いた。その丸の代役として緒方監督が期待して起用し続けてきたのが野間だった。開幕から中堅手として起用し、野間の調子が上がらず周囲から批判を受けても緒方監督は頑なに野間を使い続けた。

   今回の鉄拳制裁は緒方監督の「愛のムチ」と捉えるファンもいる一方で、ナインの士気に関わる問題であると指摘するファンも。首位・巨人に3連勝し、ここまで5連勝と波に乗る広島。緒方監督がすでに謝罪をしており常習性がないとして、球団がこれ以上の処分を科すことはなさそうだが、ナインに動揺を与えたことは明らか。今オフ以降、FA権取得見込みの選手をかかえる広島にとってこの鉄拳制裁はどのような影響を及ぼすのか。代償は高くつきそうだ。

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