一向に収束の気配を見せない吉本興業の一連の騒動。そんな中、視聴者から「この感じだと年末の『笑ってはいけない』は放送出来ないかなぁ~」といった不安の声が上がり始めている。
「笑ってはいけない」とはもちろん、日本テレビ系「ガキの使いやあらへんで」の年末特番である「笑ってはいけないシリーズ」のこと。当初は大晦日の放送ではなかったものの、2006年からは大晦日の放送となり、今や年越しには欠かせない番組となっている。そんな「国民的」番組となっている「笑ってはいけないシリーズ」について、今年の放送を危ぶむ声がネット上で広がり始めているのだ。
「パワハラする人が堂々と社長してる会社の番組なんか笑えない」
あるツイッターアカウントは「多額の製作費かかってるガキの笑ってはいけない、今年できるのかな...」と、番組の放送の有無を懸念。同番組は廃校を貸し切りにしてロケを行ったり、番組ラストには爆破シーンがあったりするなど大掛かりなセットを組んで撮影が行われているため、騒動が原因でスポンサーが撤退するようなことがあれば今年の放送が危ぶまれる、というわけだ。
また、「年末に笑ってはいけないが放送されても私は笑えない。パワハラする人が堂々と社長してる会社の番組なんか笑えない」と、一連の騒動が解決するまでは、同番組が放送されても視聴する気分にはなれないとする声も。確かに、問題が解決されないまま同番組が放送されてしまえば、それこそ、「笑っている場合ではない」という意味で「笑ってはいけない」という、実に皮肉な構図になりかねない。