NHK武田真一アナウンサー(51)の「京アニ愛」が話題だ。
京都アニメーション火災を扱った「クローズアップ現代+(プラス)」で、声を震わせながらコメント。以前から京アニ作品のファンだと公言していたこともあり、ネット上ではもらい泣きをしたなどの声が相次いでいる。
「深い深い悲しみを感じています」
2019年7月22日のテーマは「日本の宝よ よみがえれ ~京都アニメーション 世界に広がる支援の輪~」。取材VTRが流れた後、武田アナは開始12分すぎに登場し、番組に寄せられた京アニ・八田英明社長のメッセージを代読した。この時点で、声色はいつもよりどこか神妙に感じられた。
その後、再びVTRへ。行方不明者の父親や、作品のファンらに焦点を当て、京アニがいかに愛されているのかを伝えた。開始24分ごろにスタジオに戻って、各国著名人からのコメントを紹介した後、武田アナはこう語り始めた。
「私も、京都アニメーションの作品のファンのひとりです。アニメファンの息子たちを通じて、たくさんの作品を知り、子供たちと一緒に、笑ったり泣いたりしながら見てきました。それは、私たち家族にとっては、本当に大切な時間でした。そんな作品を届けてくれた人たちの命が奪われたことに、深い深い悲しみを感じています」
感極まったのか、後半からは声がかすれはじめ、ゲストの数土直志さん(アニメジャーナリスト)とのやりとりでは、たびたび震え声になる場面が見られた。武田アナは16年の「紅白歌合戦」総合司会を務めた、NHKの看板アナウンサー。「たけたん」の愛称で、視聴者から親しまれている。そんな彼のアニメ愛に触れて、ツイッターでは関連ツイートが相次ぎ、トレンドには一時「クロ現」「武田アナ」が入った。