「権力を持つと自らの立場をはき違える悪いパターンに」
ニュースのコメント欄やツイッター上などでは、「甘すぎると思う。社長は辞任すべき」「処分撤回は的外れだと思った」「今後も吉本興業のブラック体質は変わらない」などと書き込まれている。
会見を見た芸能事情通は7月22日、J-CASTニュースの取材に対し、岡本社長らの処分についてこう話した。
「吉本は、大崎会長が作り上げた会社ですので、辞任すると成り立たないと思いますが、社長はすげ変えるべきでしたね。岡本社長は、20年前は関西人らしい腰の低さがあって出世も早かったですが、権力を持つと自らの立場をはき違える悪いパターンになってしまいました。しかし、吉本は、プロデューサーは多いんですが、経営者になれる人材がいないんですよ」
宮迫さんらの処分撤回については、「芸人たちの反発を恐れて契約解除の処分にしたのでしょうが、撤回は、宮迫さんたちの会見の雰囲気に流されて行った付け焼き刃でしょうね」とみる。
そもそも、吉本興業の何が悪かったかについては、こう言う。
「初動の失敗だと思いますね。芸人たちがツイッターでウソを付いて問題になる前に、まず事務所が声明を出すべきでした。仕事でも、芸人に闇営業をさせることを止めて、吉本が責任を持って仕事を割り振らないといけないでしょう。そうすれば、芸人たちの給料も上がることになります。今後、いい方向に行くかは、吉本が変わったので芸人が頑張ろうと思うことですが、このまま体質が変わらない可能性もあると思います」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)