テレビ朝日広報部は2019年7月22日、「パワハラやらせ」騒動を起こした人気YouTuber・DJ社長さんの「しくじり先生 俺みたいになるな!!」出演見送りの経緯を明らかにした。
今回の「炎上商法」を制作会社の一部スタッフは事前に知っていたものの、「事の重大さを把握出来なかった」ことから、局・制作会社のプロデューサーらには情報が伝わっていなかった。騒動を受けて「看過できない事態」と判断、出演が予定されていた22日の放送を差し替えたという。
本人も謝罪、協力のマキシマム ザ ホルモンにも批判殺到
DJ社長さんは、YouTubeチャンネル登録者数180万人を超える人気アーティスト集団「レペゼン地球」のメンバーとして知られる。ところが17日、同じ事務所「Life Group」に所属する女性タレントが、ツイッターで「何度もホテルに誘われてます」「断ったらクビにすると言われたこともあります」などとその「パワハラ」を告発した。
翌18日にDJ社長さんは動画で、事実を認め謝罪するが――20日に事態は一転する。新たに公開された動画で、DJ社長さんは一連の騒ぎが「釣り」「炎上プロモーション」だと明かしたのである。さらに、これをネタにした楽曲「パワハラ ザ ホルモン」も公開、MVにはこの曲のパロディー元である人気バンド「マキシマム ザ ホルモン」まで登場した。
ファンや一部メディアはこの「パワハラやらせ」を好意的に受け取ったが、「パワハラ」という重大な問題をネタとして扱ったことで、批判が殺到する事態に。炎上の域を超えた「大炎上」となり、DJ社長さん本人、さらにマキシマム ザ ホルモン側も謝罪に追い込まれた。上記の「ネタばらし」動画は、すでに削除されている。
こうした中で注目を集めたのが、DJ社長の出演が予定されていた「しくじり先生」の22日放送回だ。