「れいわ」「N国」の票は、どこから来たのか? 影響を受けた政党は...

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自民は横ばい、旧民進は増加、だとすると...?

   共同通信の出口調査でも、同様の傾向だ。全体の約20%が無党派で、そのうち、比例の投票先で最も多かったのが自民の23.5%。立憲20.6%、維新12.3%、共産11.0%、れいわ9.9%と続き、国民はさらに少ない6.9%だった。

   16年は、全体の20.9%が無党派層。比例の投票先は民進23.2%、自民22.3%、共産14.7%の順に多かった。やはり共産が影響を受けたことがうかがえる。

   今回の参院選では、野党各党が「増税凍結」で足並みをそろえる一方で、「れいわ」は「消費税廃止」を主張。差別化が奏功した可能性もある。

   N国の公約は、NHKのスクランブル化のみ。当選を決めた立花孝志代表(51)は、政見放送や街頭演説で、キャッチフレーズの「NHKをぶっ壊す!」を連呼したのに加えて、NHKで起きた性的スキャンダルにも繰り返し言及。出口調査からは読み取りにくいが、受信料制度に不満を持つ層から一定の支持を集めたとみられる。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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