「本当にデッドヒートだな」「待つしかないか」 音喜多駿氏、YouTubeで「実況」しながら見守る開票

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「若い世代のために情報発信している」

   都議を辞職し4月の北区長選に立候補するも落選。この参院選に新たな狙いを定めた。都議時代は小池百合子都知事が関わる「都民ファーストの会」にも参加したが離党。自ら政治団体を立ち上げるも、この参院選は維新から立候補した。それでも「一貫してしがらみのない政治を訴えてきた。選挙戦前半は『なぜ維新なんだ』という声も聞こえたが、後半になって支持を得られてきたと思う」と自信を口にする。

   22時ごろには「最後の最後まで分からない。正直やきもきしながら待っている状況。街頭演説の手ごたえは日に日によくなった。無党派層と言われる人の支持は集められたのではないか」と実感を語った音喜多氏は、ネットの活用にもこう触れた。

「(国政選挙は)規模が違う。ほとんど組織がない我々が勝ち抜けば、政治は変わっていく。若い世代のために情報発信している。ネット中継もしながら、常に発信し、興味を高めていくことにも注力してきた」

   そのうえで「いかに選挙に行ったことのない層に投票してもらうかがカギだった。投票率は低かったが無党派層の支持は得られているはず。最後まであきらめずに戦う」とも話した。

   YouTubeのコメント欄には応援の声のほか、「二人の政策で支持できないものも多い。それでも任せたいと思う取り組みをしてきたから応援しているんだ」とネット戦略を支持するような声も少なくない。

   音喜多氏が一旦PCを離れ、大きく深呼吸した22時半。「本当にデッドヒートだな」と思わずつぶやく。再び神妙な面持ちでPCと向き合う。

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