過去には「周囲と度々トラブル」 京アニ放火、容疑者の実像は

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ネット上の書き込みなどとの「関係性は判然としない」

   NHKのウェブ版記事などによると、青葉容疑者はアパートの部屋で、2018年夏にゲームかアニメのような音楽を大音量で流し、通報で警察が駆け付ける騒ぎがあった。

   さらに、19年7月14日には、隣部屋の男性とトラブルになった。別の部屋の音を勘違いしてか、男性に対して怒りを露わにし、胸ぐらをつかんで「殺すぞ。こっちは余裕がないんだ」などと口走っていたという。

   報道によると、京アニでは、作品などへのクレームが度々寄せられていた。数年前から社員の殺害を予告するメールなども相次ぎ、警察に被害届を出していた。ネット上の書き込みについても、警察に相談していたという。

   ネット上では、事件当日の朝には「ニュースにデビューしてもいいかい?」とする書き込みが行われていたとして、犯行予告ではないかと一時騒然となった。また、自分の作った言葉を京アニにパクられたと勝手に決めつけて繰り返し行われていた書き込みが事件前日になくなったことと関係があるのではないかとの憶測も流れているが、19日夕時点では、青葉容疑者との関連は不明だ。

   京都府警の捜査本部は同日夕の会見で、18年10月に京アニのサイトに殺害予告の書き込みがあるなどして、同社から被害届が出て威力業務妨害の疑いで捜査中だと明かしたが、「関係性は判然としない」と説明した。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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