33人が死亡、36人が負傷した京都アニメーション火災。放火したとされる住所・職業不詳、青葉真司容疑者(41)は、同社への不満を口走っていたと報じられている。
青葉容疑者は、一時住んでいるというアパートの隣人らとも度々トラブルを起こしていたが、どんな犯行の動機があったのだろうか。
7年前には、茨城県内で包丁を持ってコンビニ強盗も
赤いTシャツにジーンズ姿の男が、路上に膝を曲げた状態で仰向けに横たわっている。2019年7月18日の犯行後に民家前で倒れ込んだ青葉容疑者の写真とされ、テレビのニュース映像などで流された。
写真を見ると、左手や右足にケロイド状のやけどが見られ、口を開き苦しそうな表情だったという。報道によると、Tシャツはめくれ、腹に刺青のようなものも見えていた。
駆け付けた警察官が青葉容疑者に問いただすと、男は、京アニに恨みがあるかのように、「パクりやがって」「小説を盗んだから放火した」などとも漏らしていた。京アニの元従業員ではなかったという。
青葉容疑者はその後、意識不明の重体となり、19日夕現在で逮捕されていない模様だ。
過去の経歴が一部で報じられており、新聞記事を調べると、青葉容疑者は、2012年6月に茨城県内で包丁を持ってコンビニ強盗に入り、現金2万1000円を奪った。青葉容疑者はその後、警察に出頭して逮捕され、「遊ぶ金が欲しかった」と動機を供述するとともに、「オウム事件の高橋容疑者のように自分も逃げられない」などとも漏らしていたという。
青葉容疑者は、刑に服した後、さいたま市内の更生保護施設に入寮した。3年ほど前からは、同市内のアパートに1人で住んでいるというが、その状況はよく分かっていない。
このアパートで、青葉容疑者は、隣人らとトラブルを起こしていたとの証言も報じられている。