雨上がり蛍原徹、51歳で「ピン芸人」に 評論家は「悲観する必要はない」と分析

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   吉本興業は2019年7月19日、「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん(49)について、マネージメント契約を解消したと発表した。これを受け、ネット上では雨上がり決死隊のファンから、「蛍ちゃんはどうなるの?」といった心配の声が上がっている。

   雨上がり決死隊は、宮迫さんと蛍原徹さん(51)によるコンビ。2人が司会を務めていた「アメトーーク!」(テレビ朝日系)などでは、ことあるごとにみられる2人の軽妙な掛け合いが視聴者を楽しませてきた。そのため、ネット上では「蛍原はこれからピンになるのか どうなるんやろ」「蛍原が可愛そう ピンじゃ無理そうやし」といった、今後は蛍原さんの芸能活動が厳しくなるのではないかとする声が多い。そこで、J-CASTニュース編集部はお笑い評論家のラリー遠田氏に、蛍原さんの今後について意見を聞いた。

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「トークの流れを作っているのは蛍原さん」

   まず、ネット上に噴出している、蛍原さんはピン芸人としては厳しいのではないかとの意見に対して、ラリー遠田氏は、

「雨上がり決死隊の2人はコンビでの活動が中心であり、『アメトーーク!』への出演などの活動を見ていると、宮迫さんの派手なリアクションを交えたトークが目立ちますが、ゲストに話を振るなどのトークの流れを作っているのは蛍原さんであることが多く、番組進行のカギを握っているのは蛍原さんであると言えます。番組に出演している印象としては宮迫さんの方が強く、蛍原さんは、ともすれば『じゃないほう芸人』と考えられがちですが、実は、番組進行において重要な役割を果たしています」

と、必ずしもネット上の見立てほど厳しい状況ではないのでは、との考えを示した。また、コンビのお笑い芸人というものは、コンビでいる時とピンでいる時では見え方は全く違ってくるとも指摘した。

「コンビで出演しているときには目立っていなくても、ピンで出演してみると全く違う働きをするということはよくあります。『ますだおかだ』の岡田圭右さんはコンビの時は滑り芸キャラですが、『ゴゴスマ』では一転してコメンテーターとして活躍しています。また、平成ノブシコブシの徳井健太さんは、コンビの時は吉村崇さんが目立つことが多いですが、ピンの時にはアイドル分析家としてキャラが立っています」

   さらに、これらを総合して、以下のようにも語ってくれた。

「蛍原さんは競馬好きで有名ですので、今後は、競馬好きである点をより強調して今以上に競馬キャラを立てていくという方法はありでしょう。また、本人が醸し出す優しい印象とちょっととぼけた雰囲気も、今後、芸能活動を行う上では重要な要素だと思います。また、前述の通り、トークの流れを作る力もあります。これらの点を総合すると、蛍原さんの今後については、ネット上で言われているほど悲観する必要はないのではないでしょうか」

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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