戦後最悪の放火殺人事件となった、2019年7月18日の京都アニメーション放火事件について、あるYouTuberが犯人を擁護するかのような動画を投稿し、批判が殺到している。
「男は悪くないっすね」「パクられたってことは彼を殺したのと同じことなんですよ」
とあるYouTubeチャンネルが、事件発生当日に「京都アニメーションを燃やした男は悪くない!」なる動画を投稿した。そこでは、
「今回の京都アニメーションを放火した男について思ったことは、男は悪くないっすね」
とコメント、犯人とされる男が言ったと報じられた「パクりやがって」という言葉を根拠に、犯人がアニメ制作に携わっていると推測して、
「彼はアニメを作る仕事をしていたってことですね。(中略)パクられたってことは彼を殺したのと同じことなんですよ」
「殺されたかけたから殺した。これ正当防衛ですよね」
と主張した。ここでの「パクられた」は、盗用を意味しているようだ。 この動画には19日13時時点までで1万6000件以上のコメントが付き、その多くが投稿者を批判するものになっている。
「何人亡くなっていると思ってんだ? 不謹慎にも程がある」
「人を33人も殺しといてどこらへんが悪くないと?? 正当防衛って言えばなんでも許されるわけじゃねぇからな」
「燃えろカス」
等のコメントが殺到し、同チャンネルのツイッターアカウントにも非難のリプライが殺到している。再生数も19日13時時点で30万回を超え、同じチャンネル内の動画の大幅に上回っている。