井上尚弥VSドネアが消滅危機? 「不信感」の背景にあるのは...

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スケジュール決定までに様々な要因が...

   なぜ試合日程がすんなり決まらず試合間隔がこれほどまでに空いてしまうのか。それはWBSSがトーナメント方式という性質によるところが大きいだろう。トーナメント方式であるがゆえ、あらかじめすべてのスケジュールをたてることが難しい。試合会場などは、勝ち上がった選手によって選定しなければならない。また、WBSSがスポンサー集めに苦しんでいるという状況にあることからスケジュール決定までに時間を要すると見られる。

   ボクシングの各団体の王者がトーナメント方式で優勝を競うWBSSは2017年にクルーザー級とスーパーミドル級の2階級において第1回シリーズが開催された。第2回目にあたる今シリーズは、クルーザー級、スーパーライト級、バンタム級の3階級が行われ、それぞれの階級で準決勝まで終了しており、今秋以降、決勝戦が予定されている。

   ドネアの主張はあくまでも主催者への不信感であり、井上との対戦を拒否しているわけではない。ドネア陣営への対応を見る限り、主催者サイドの「落ち度」は否めず、ドネアの主張はボクサーとして当然のものだろう。「モンスター」VS「レジェンド」が消滅するようなことがあれば、世界中のボクシングファンの信用を失いかねない。

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