放火事件、過去の例は 京アニ火災、いまだ明らかにならぬ動機と全貌

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   「京都アニメーション」のスタジオを突如襲った放火火災は、多くの死傷者を出す惨事となった。

   放火によって多くの死者が出た事件としては、大阪市の個室ビデオ店事件(2008年、16人死亡)などが知られる。また殺人事件では、16年に神奈川県相模原市の障害者施設で19人が刺殺された。今回の事件では、警察が現場で身柄を確保した40代の男が、「死ね」と叫びながら液体をまいて火をつけた、との目撃情報もある。

  • 被害者が出た第1スタジオの写真(京都アニメーションのサイトより)
    被害者が出た第1スタジオの写真(京都アニメーションのサイトより)
  • 被害者が出た第1スタジオの写真(京都アニメーションのサイトより)

大阪市の個室ビデオ店放火事件では16人死亡

   数々の人気アニメ作品を生み出してきたアニメ制作会社「京都アニメーション」(本社・京都府宇治市)の第1スタジオ(京都市伏見区)で放火火災が起きたのは2019年7月18日朝。19時スタートのNHK「NEWS(ニュース)7」は、16人の死亡が確認され、他にも心肺停止の人が複数いる模様と伝え、番組最後には20人の死亡が確認されたと報じた。

   放火によって死者が多く出た事件としては、次のようなものが知られる。

   容疑者が検挙(逮捕など)された放火事件で戦後最多の死者を出したとされる大阪市の個室ビデオ店放火事件(2008年)では、16人が死亡した。

   また、東京・歌舞伎町の雑居ビル火災(2001年、死亡者数44人)は、出火原因は放火の可能性が高いとみられているが、容疑者検挙にはいたっていない。

   他に、大阪市(此花区)のパチンコ店放火事件(2009年、5人)なども起きている。

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