政党のツイッター広告、年齢ターゲティングめぐり議論 「出し分け」は「若者軽視」なのか

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「その政策の特性を考慮しターゲティングしたほうが広告効果がよいという判断」

   なぜ年齢別でツイッター広告を出し分けているのか。立憲民主党の担当者は16日のJ-CASTニュースの取材に、「広告の最適化のためです」と説明する。動画バナーは合計で15種類あり、10種類は政策単体のもので、公文書の管理と情報公開の徹底、分散型エネルギーの推進などがある。

   残り5種類は政策イシューを政策へ落とし込む15秒ほどの動画で、「説得力をつけるためファクトを提示した上で政策を提示する形式のバナーを制作しました」という。今回の年金政策以外の動画では、「相対的貧困の増加、ひとり親家庭の増加を提示した上で、待機児童の解消と保育の質の向上を訴えるものなどがあります」としている。その上で、

「後者5種類は全世代を対象とするより、その政策の特性を考慮しターゲティングしたほうが広告効果がよいという判断から今回のような広告展開となりました」

と年齢で出し分けた背景を明かした。こうした方法は他党でも行われているものとして、「一般的な広告展開だと考えております」としている。

   今回の年金政策の動画で、「50歳以上」版に含まれていて、「18歳以上」版にないものは「(編注:2036年までに人口のうち)高齢者は3人に1人になる見込みというファクトの部分」だと話す。

   その上で年金に関する「若者軽視」の指摘に対しては「ツイートや公約、政策集にもありますが、立憲民主党は『世代間公平に配慮しつつ、重点化と効率化によって、子どもから高齢者にわたる、持続可能な社会保障制度』を構築し『大きな蓄えがなくても安心できる社会』を目指しています」と、党としての姿勢を示した。

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