公的な「スクハラ相談窓口」は、なぜ必要か 教員の暴言に傷ついた19歳が、署名活動に立ち上がるまで

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「耐え忍んだあなたのがんばる姿が周囲からの理解へとつながっていく」

   その上で佐藤さんは、このように呼び掛けた。

「スクールハラスメントの被害に遭い、今なお苦しんでる生徒さんは絶対います。周囲の無理解に苦しみ、自分すらも信じられなくなってしまうことがあるかもしれません。心が折れそうになってしまうことがあるかもしれません。どうか決して自分を疑わないで、諦めないでほしいと思います。今がすごくつらいと思います。でも報われるときは必ず来ます。自分を強く持ってあきらめずにいれば、道が開ける瞬間は必ずあります。耐え忍んだあなたのがんばる姿が周囲からの理解へとつながっていくと思います。どうか自分を強く持ってほしい」

   顔と実名を出したことについて佐藤さんは、「全国でスクールハラスメントに苦しんでいる生徒さんは絶対いて、ハラスメントの大半は突発的に起こりうるものという認識があり、証拠を確保するのは非常に難しいのではないかと思います。その中で泣き寝入りという形を仕方なく取らされてしまうことがたくさんあるかと思います。でも、それはあってはならないことだと思いますし、正していくべきではないかなと。満身創痍ではありますが、私の体験をいま苦しんでいる生徒さんが知ることで、少しでも勇気になれば」と決意した理由を明かした。

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