有名人に「死ね」と、気軽に書き込んでしまう人たち あなたも「そうならない」ためには、どうすれば?

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本当に憎悪しているのは別の何か

   まず、ネット上でユーザーが意識せずしてヒートアップしてしまうのは匿名性はもちろん、「ほかの人もやっている」という「模倣性」があるのは当然として、鈴木氏は以下のように教えてくれた。

「今回の主婦もそうですが、自分とは関係ない人に向けて『死ね』といったメッセージを送ってしまう人は、潜在的には、自らと関わりがある人に憎悪を抱いており、本来ならばその対象に暴言を吐きたいと思っている場合が多いです。『とくダネ!』のインタビューで主婦は『10回かそこらですよ』と話していましたが、『10回も』行うところからして、本当は別に憎悪の対象があることが強く疑われます。ですから、仮に、自分自身がそのような書き込みをしていることに気付いた場合は、憎悪の対象を特定し、行動を改善するためにカウンセリングを受けることをお勧めします」

   次に、中傷を「うっかり」放ってしまわないようにする心構えについては、

「『主張』を書いていると、勢い余って罵詈雑言になってしまうことが多いです。なので、主張を書く場合は疑問形にしてしまうのです。『○○ではないでしょうか』と『か』で終わる言い回しにすることで、文面が与える攻撃的な印象はもちろん、自分の心の中にある攻撃的な感情すら薄れていくのです」

   と解説してくれた。

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