「オフには大きな動きがあると思います」
ゲレーロ同様にファームでの調整が続く岩隈久志投手(38)もまた、今オフの去就が注目されるひとりだ。2017年9月に右肩のクリーニング手術を受け、18年シーズンはメジャーでのマウンドに上がることなく、昨オフ巨人入り。入団当初、6月以降の実戦マウンドが見込まれていたが、ここまで実戦登板はなく、現時点で7月中の復帰のメドはたっていない。このまま右肩が回復せずにシーズンを終えれば、厳しいオフとなりそうだ。
在京球団関係者は巨人の現状に関して「原監督の補強策にはいろいろと批判もありますが、ここまでの結果を見れば成功している。オフに打線の核となる野手を補強し、シーズン中には手薄の中継ぎを補強し、理想的な補強をしている。使い切れない選手を抱えていますが、プロの世界ですから結果を出せなければ契約を切られるのは当然のこと。優勝すれば補強もしやすくなるでしょうし、オフには大きな動きがあると思います」と指摘する。
勝利のためには4番のバントも辞さない「鬼采配」を見せ、補強に次ぐ補強で首位固めに入った原巨人。5年ぶりのV奪回に向けて視界は良好だ。