見た目だけではなく...こんなメリットも
凸版印刷が開発した同パッケージは、充填の際に異物混入を検出する金属探知機に対応可能で、製品検査の利便性も高めた。一般的なミント菓子の容器に多い金属缶は、探知機が金属容器に反応してしまうため金属探知機が使えなかったそうだ。
そうした技術が評価され、ロッテと凸版印刷は6月、日本包装技術協会が包装技術の研究・開発に顕著な業績をあげたものに贈る「第43回木下賞」の包装技術賞を受賞した。
ミント菓子市場では金属缶入り商品が増加しており、ロッテは商品開発をするにあたって他社商品との差別化が課題だったという。凸版印刷は「EATMINTブランドのモチーフとなる氷山を模した難易度の高い鋭い稜線形状の再現も可能とし、プラスチック容器でありながら意匠性の高い商品として他社との差別化に成功した」としている。