亡くなったジャニー喜多川さんの「家族葬」に貸切バスで行くとツイッター上で参加呼びかけがあったとして、物議を醸している。
デマではないかとの指摘もあり、ネット上で様々な意見が交わされている。
「絶対に迷惑がかからない程度で行かれる方」
ジャニーさんの通夜・告別式については、その子供とする所属タレントとJr.だけで行う家族葬になると、ジャニーズ事務所のサイトで2019年7月9日の亡くなった当日に発表された。ファンらへの「お別れ会」は、別に行うとしている。
家族葬は12日に行われることになり、前日に祭壇写真も公開された。遺影の両側には所属タレントの名前が入ったパネルが飾られ、タレントの曲や映像がずっと流れているという。
時間と場所は非公表となっているが、11日になって、「家族葬に行く貸切バスを用意した」とする内容の投稿があったと、ツイッター上で報告が上がった。
その投稿のアカウントでは、「絶対に迷惑がかからない程度で行かれる方いませんか?」と参加を呼びかけた。大声を出さない、タレントにサインなどを要求しない、カメラなどはバスの車内に置いておく、といった条件付きだ。
計25人が現地周辺に行く予定だとし、ほかに5人を募集するとした。
これに対し、ツイッターのダイレクトメッセージで非常識だと指摘する人も出て、前出の投稿者からの返信の画像もアップした。それによると、70人近くが集まったため、バスを2台予約したとし、「行かないという選択肢はありません!全国の皆さんの分まで思いを届けてまいります!」と書いてあった。
プロフィール欄には、臨時アカウントのためすぐに消去すると書かれており、その後アカウントは削除されている。
ファンのツイートは、「押しかけないで」がほとんど
家族葬に行くと呼びかけた投稿者に対しては、ツイッター上で非難の声が相次いだ。「なんで行くの」「家族葬の意味をちゃんと理解した方がいい」「どんだけ好きなタレントに迷惑かけたら気が済む」「だから、ジャニオタはとか言われる」などと書き込まれた。
7月12日昼前には、ヤフーのリアルタイム検索で話題のキーワードで「貸切バス」が上位20位以内に入るほどの騒ぎになった。
なお、家族葬についてのジャニーズファンらのツイートは、押しかけないように呼びかけるものがそのほとんどを占めている。
先の投稿者ツイッターは、メインアカウントのサブだとして、メインの名前を挙げていた。
メインアカウントだとされた人に対しては、ファンらから非難が相次ぎ、次々にブロックされたり、アカウントを凍結させるとDMが来たりするまでになった。
これに対し、メインとされた人は7月12日、ジャニーズに興味はなく、投稿者とは無関係だとツイッターで訴えた。そして、何者かが炎上させようと仕掛けたのではないかとも推測している。
訴えを受けて、まとめサイトなどでは、貸切バス用意は、なりすましによるデマではないかと紹介し、メインとされた人も、これらをリツイートしていた。今回のツイッター投稿の真相については、12日夕現在でまだよく分からないままだ。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)