漫才のスタイルは「ダブルボケ」
速水さんは「関西出身なので松竹新喜劇とか関西落語はとても好きで落語の本をよく読んでいました。M-1ももちろん観ていました」と、もともとお笑いに興味はあったが、漫才は「普段の自分の仕事とあまりにも遠い場所にある」とM-1出場には葛藤もあったと振り返る。
しかし、「声の仕事をしているという部分で、自分たちの可能性を追求するつもりで、真剣にやってみよう」と決意。ネタ作りはすでに作家を交えて進めており、題材は普段の声優の活動を想定しているという。
2人の役割分担を速水さんに聞くと、「僕は人生数十年ずっとボケてきたんですよ(笑)でも、野津山君もツッコミではないと思うんですね。だから、ダブルボケというカテゴリーになるかな。小さなツッコミをお互いが努力してやろうかなと」。
M-1出場に向けての目標は「出るからには、少しでも多くのお客さまに楽しんでいただけるようにしたい。何回戦突破ということよりも、自分たちが生身で表現して、お客様の笑顔が1つでも多くでることを願っています」。
「プロのお笑いの方たちがいるなかで、僕たちが冗談っぽく参加していると思われてしまう面はあると思う。ただ、僕たちはお客様とのコミュニケーションをどうとっていこうかしか考えてなくて、最初の2分間に自分たちの思いを込めて表現したい」
異色の漫才コンビ「ラッシュスタイル」は9月1日、東京・新宿シアターモリエールでの1回戦に出場する。
(J-CASTニュース編集部 谷本陵)