体罰で傷害罪→定年→再任用→また体罰 そんな先生を教壇に立たせる、県教委の言い分は?

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「刑事事件起こしたら再任用できないことにはなってない」

   各メディアが今回の体罰をニュースに流したことを受けて、そのコメント欄やツイッターなどでは、「再雇用したことは問題」「体罰や暴行を軽く見ている」「もはや懲戒処分ではなく解雇するべき」などと厳しい声が相次いでいる。

   臼杵市教委の学校教育課は7月11日、この教師は大分県全体の人事配置で市立中学校へ赴任しており、市教委が依頼したわけではないと取材に説明した。教師の行為については、「不適切だと考えており、再びしないように指導している」と話した。警察が捜査しているとは、聞いていないという。

   7月3日に今回の概要を発表したとき、教師の年代や性別を明かさなかったが、特定されるのを避けるためで、隠すような意図はなかったとしている。

   大分県教委の教育人事課は11日、この教師を再任用した理由について取材にこう説明した。

「懲戒処分を受けたり、刑事事件を起こしたりしたら、再任用できないということにはなっていません。希望があれば、勤務実績や健康状態などを見て、再任用するかを決めています。ただ、今回のことがありましたので、今後どうするかは考えないといけないと思っています」

   現在は、体罰の事実確認をしており、教員の処分を検討していくと言っている。前回の体罰では、過去の前例を見て処分を決めたという。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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