「撮り鉄」マナーは影響しているのか
こうなると、よぎるのは昨今しばしばネット上にさらされる、「撮り鉄」などの一部の鉄道ファンのマナーの悪化である。JRより東京総合車両センターでの車両展示が行われないことがわかって以来、イベント会場での大人の鉄道ファンのマナーの悪化のせいでは、という指摘がなされていた。
「EF58 61を展示して鉄オタを興奮させてしまったのはやはり失敗だったみたいですね」
「係員に罵声浴びせてた鉄オタ反省しろよ」
と、昨年の事例から過激な大人の鉄道ファンの「自業自得」ではないかという見解もファンの間から現れていた。
自身も長年の鉄道ファンである鉄道ライターの若林健矢さんに、近年のイベントでの鉄道ファンのマナーについて聞くと、
「私自身では生で見たことはないのですが、SNSなどを見る限りでも、一部のマナーの悪い言動が見受けられます。拡散されてしまえば、必要以上に悪いイメージを持たれてしまうのも確かです」
と話した。ごく一部ではあるが、イベント会場でもいい写真を撮りたいがために罵声を浴びせる、整列している撮影者の列を乱すというケースもあるという。