早朝、自らメンバーの送り迎え
またマネジャー役としても、ジャニーさんは甲斐甲斐しく世話を焼いていた。
「午前七時半。東京駅降車口にとまっている一台のワゴン・カー。運転席から中年の紳士が改札口のほうを見ている。紳士の名前はジャニー喜多川さん。
まもなく改札口から、四人の若ものが出てきた。おそろいの背広にしゃれたスーツケース。真家ひろみ、あおい輝彦、中谷良、飯野おさみ、おなじみジャニーズのめんめんだ。 『おつかれさま。』
ジャニーさんに迎えられて、四人はワゴンに乗り込む」(「女学生の友」64年12月号)
こうしたジャニーさんに、4人も信頼を置いていたことがうかがえる。
「真家 (振り付けなどをめぐり)自分自身の意見があるんです。それで意見が対立すると、ジャニーさんのところへ行って、どうしたらいいかと相談して、まとめてもらうんです」(「週刊平凡」64年7月号)