上白石萌歌、参院選PRで「テイク4」 19歳が苦労したポイント

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   俳優の上白石萌歌さん(かみしらいし・もか)さん(19)が2019年7月10日、品川区役所で行われた参院選(7月4日公示、21日投開票)の期日前投票のPRイベントに登場した。

   この日のイベントに先立って、上白石さんは区役所で初めての投票を済ませた。事前にマニフェスト(公約)やウェブサイトで勉強してから投票したという。緊張のあまりなのか、イベント最後のPRコメントでは、「きげんぜんとうひょう」「きじつぜんとうきょう」などと四苦八苦する場面もあった。

  • 投票箱を前にポーズを取る上白石萌歌さん。イベントに先立って初めての期日前投票を済ませた
    投票箱を前にポーズを取る上白石萌歌さん。イベントに先立って初めての期日前投票を済ませた
  • 参院選のPRイベントに登場した上白石萌歌さん
    参院選のPRイベントに登場した上白石萌歌さん
  • 投票箱を前にポーズを取る上白石萌歌さん。イベントに先立って初めての期日前投票を済ませた
  • 参院選のPRイベントに登場した上白石萌歌さん

マニフェスト読んだりウェブサイトで調べたり

   選挙での期日前投票の存在感は増している。総務省は7月8日、公示翌日の5日からの3日間(~7日)に141万2759人が期日前投票で選挙区に投票したと発表した。

   今回よりも選挙戦の日程が1日長かった前回16年の参院選では、公示翌日からの4日間で181万6971万人が投票している。1日当たりにすると19年が約47万人、16年が約45万人で、前倒しで投票する有権者が増加傾向だ。これを受け、演説で期日前投票を呼びかける候補者も増えている。

   上白石さんは7月21日の投開票日は仕事が入っているため、期日前投票にしたという。投票にあたって姉の萌音(もね)さん(21)と相談したか、と質問された上白石さんは、

「姉と、というよりは、自分でマニフェストを読んだり、自分でウェブサイトで調べたりして、個人的に勉強してから投票所に向かいました」

と説明。「不安に思うこと、こう変わってほしいこと」については、

「そうですねー。私は10代で、まだまだ考えるのは先なんですが、やっぱり女性の働き方は教育について、もっと女性や小さな子が暮らしやすい世の中になればいいな、という思いはあります」

と話した。

「きげんぜん...ん?」「きじつぜんとうきょう、とうひょう...」

   PRイベントでは、記者の質問の後に「締め」のPRコメントをカメラに向かって話し、それからステージを後にするのが一般的だ。今回は、そこで異変が起きた。上白石さんはまず、カメラに向って

「いよいよ選挙は7月21日から始まります。今回、私が行ったような『きげんぜん投票』など、沢山機会があるので、私と同じぐらいの年の同世代の方にも、ぜひ投票に参加してもらえたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします!」

と呼びかけたが、直後に「きげんぜん」の言い間違いを関係者に指摘されて「テイク2」に。それでも

「もうすぐ7月21日から投票が始まります。今回、私が行った、きげんぜん...あ...ん?きげん...?すみません、もう1回」

といった具合だ。ここで別の関係者が、「『21日から』ではなく『21日に』」と指摘。その上での「テイク3」でも

「いよいよ、選挙が7月21日に行われます。今回、私が行った...えー。きじつぜんとうきょう、とうひょう...本当にすいません」

と発音に苦しみ、「テイク4」にしてPRコメントの収録を終えた。

「いよいよ、選挙が7月21日に行われます。今回、私が行った期日前投票など、いろんな機会があるので、私と同じくらいの、同世代の方々にも是非、投票に参加していだきたいと思います。是非、よろしくお願いします!」

   期日前投票は、03年の公選法改正で導入。その際の改正案の提案理由説明には「きじつぜん」という読み仮名がふってあったことから、総務省では「きじつぜん」と呼んでいる。ただ、放送では読みやすさを重視し、NHK、民放含めてニュース番組では「きじつまえ」と呼んでいる。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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