「どのような改修にするのか話し合いをしているようです」
そこでは、「今回のホテルの対応は許容できない」とし、ホテル側に抗議して話し合いたいとしている。
DPI日本会議の担当者は7月9日、次のように取材に話した。
「そもそもパラリンピックに向けてバリアフリールームの数が足りないのに、客室の改修費用を英チーム側に求めたとしたらおかしい。改修して元に戻すことでいいのかも疑問を持っています」
日本会議のバリアフリー顧問は、バリアフリールームの数は、選手や役員のためが主で、一般客の受け入れには足りないのではないかとも指摘した。
横浜市のオリンピック・パラリンピック推進部によると、改修費用をどこが負担するかは、ホテルとBPAとの話し合いになるという。市では、BPAからバリアフリールームの数が少ないなどの話があったこともきっかけに、4月から宿泊施設のバリアフリー化のための補助金を新設した。対象になれば制度を利用することもできるとしたが、BPAが費用の一部を負担するかどうかは分からないという。
なお、市内のバリアフリールームについては、「目標値は作っておらず、できるだけ多くしたい」としている。
内閣官房の担当者は、「ホテルは、元に戻す費用は請求していないと聞いています。改修費用については分かりませんが、お金の面では解決したと考えています。現在は、どのような改修にするのか話し合いをしているようです」と話した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)