インドネシアに渡った「住みます芸人」が、元JKT48と結婚するまで 言葉もわからず苦労...現在はアジア各地で出演

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   地域に密着した芸能活動を目指す「住みます芸人」としてインドネシアで活躍する芸人のアキラ・コンチネンタル・フィーバーさん(37)が、JKT48元メンバーでモデルのディアスタ・プリスワリニさん(27)と結婚した。アキラさんが所属する吉本興業が2019年7月9日に発表した。

   渡航直後は現地の言葉も分からず手探りが続いたが、ぎこちないインドネシア語を交えたコミカルな動きのパフォーマンスが人気に。ディアスタさんに叱咤激励されながら、アジアでも人気のオーディション番組に上位入賞した末の「ゴールイン」だ。

  • 「インドネシア住みます芸人」のアキラ・コンチネンタル・フィーバーさん(左)とJKT48元メンバーでモデルのディアスタ・プリスワリニさん(右)。7月6日に結婚式を挙げた
    「インドネシア住みます芸人」のアキラ・コンチネンタル・フィーバーさん(左)とJKT48元メンバーでモデルのディアスタ・プリスワリニさん(右)。7月6日に結婚式を挙げた
  • 「インドネシア住みます芸人」のアキラ・コンチネンタル・フィーバーさん(左)とJKT48元メンバーでモデルのディアスタ・プリスワリニさん(右)。7月6日に結婚式を挙げた

手品を披露しながらあえて種明かしをする持ちネタが人気に

   アキラさんは東京都江東区出身。10年に養成所の吉本総合芸能学院(NSC)東京校に16期生として入り、11年にデビュー。「アジア住みます芸人」プロジェクトが始まった15年にインドネシアに渡った。蝶ネクタイがトレードマークで、手品を披露しながらあえて種明かしをするのが持ちネタだ。現地では「アキラ・キムラ」の名前で知られている。

   インドネシアに渡って1年4か月ほど経った16年8月の毎日新聞の記事では、その暮らしぶりを

「最初は言葉も分からず、ショッピングモールでの無料ライブに出て地元の人の笑いのツボを探った。収入は日本時代の数分の一。安い下宿に暮らし、少し不衛生な屋台でも食事をする。デング熱にもかかったが、『苦労は笑いのネタに変えられる』とお構いなし」

と伝えている。

   転機は17年10月。アジア各地で人気のオーディション番組「アジアズ・ゴット・タレント」で準優勝まで進出し、アジアで4人だけ選ばれる「ゴールデンブザー賞」にも選ばれた。その後、インドネシア以外にもアジア各地のテレビ番組に出演する機会が増えた。

   ディアスタさんは11年に1期生としてJKT48に入り、13年12月に卒業。16年6月には吉本をはじめとする日本企業が出資するアイドルグループ「少女コンプレックス(Shojo Complex)」の初期メンバーとして活動を始め、リーダーを経て19年5月に卒業した。現在はファッションモデルやイベント司会者として活動している。

挫折しそうになって「日本に帰れ!インドネシアいらないよ!今すぐ帰れ!」

   2人は7月6日に西ジャワ州のバンドンで結婚式を挙げた。アキラさんが出したコメントによると、アキラさんが挫折しそうになったとき、ディアスタさんは

「日本に帰れ!インドネシアいらないよ!今すぐ帰れ!」

と叱咤激励したという。アキラさんは

「誰よりも厳しくしてくれる彼女が居なかったら、僕は本当につぶれていました。今、ヨーロッパや世界各地からお仕事を頂けるようなったのは、本当に彼女のおかげです。いっぱい悲しませた分、これから笑顔いっぱいの家庭を築いていきたいと思います」

とディアスタさんに感謝。

「今の目標は、新婚さんいらっしゃいに出演することです」

ともアピールしている。

   ディアスタさんは

「見ているだけでこんなに面白い人はアキラさんが初めてです。そして、またいつも見えない努力もしてる姿も、大好きです。格好付けずに、プライドも捨て、小さな努力から少しづつステップアップして、今世界各地を飛び回るアキラさんは私の誇りです」

としている。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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