今夏の参院選に向け、国会議員が集まり討論するイベントが2019年7月8日夜、Twitter Japan社(ツイッタージャパン、東京都中央区)で開かれた。
自民、立憲民主、国民民主、公明、共産、社民、日本維新の会から7人の現職議員が出席。 「男女が共に支え合う社会」をテーマに討論を進めた。
自民・松島氏「松島は旧姓ですから、ずっと不便をきたしておりました」
議論の焦点の一つとなったのは、「選択的夫婦別姓制度」をめぐる問題だ。
夫婦別姓については3日に行われた日本記者クラブ主催の党首討論で、選択的夫婦別姓制度の是非に対し、7政党の中で自民党総裁・安倍晋三首相のみ「賛成」の手を挙げなかった。安倍首相は「イエスかノーかということでは政治はない」と説明したが、6月30日のネット党首討論でも立憲民主の枝野幸男代表から「選択的夫婦別姓は女性の社会参画のために不可欠」と問われたのに対し、安倍首相は「経済成長とはかかわりない」と明言していた。
一方、自民の松島みどり氏(衆院議員)は「党内の議論にかなり疲れて、松島は旧姓ですから、ずっと不便をきたしておりました」と振り返り、
「世の中の人に知ってほしいんですけど一歩前進として、11月から住民票及びマイナンバーカードに自分が望めば、かっこ付きですが旧姓を書いて、身分証明書は確保できる」
と主張。
「パスポートや運転免許証もかっこ付きにできるように。もって生まれた名前に対する否定感はあるものの、自分を証明するすべがなく苦しんでいたことからは脱出できる」
と訴えた。