ホテル事業を手がける「メルパルク」(東京都港区)が2019年7月8日、公式サイトで「多くの方々に、ご心配・ご心労をおかけしております」として、謝罪文を掲載した。
メルパルクをめぐっては、同社の結婚式場を利用した夫婦が「精神的苦痛を受けた」とネット上で訴え、批判を集めていた。
「一生に一度の結婚式を台無しにされた」
騒動の発端となったのは、2019年6月にホテル「メルパルク仙台」(宮城県仙台市)で挙式した20代の夫婦が、口コミサイトで「あまりにも酷すぎて精神的苦痛で立ち直れていない」などと書き込んだためだ。
1年以上前からホテル側と打ち合わせし、万全の状態で当日を迎えたものの、(1)1日1組と言われていたが当日はダブルブッキングだった(2)飲み物はビールとソフトドリンクなどわずかしか用意されていなかった(3)招待客の引き出物の中に原価が書かれた発注表が入っていた(4)旧姓で呼ばないで欲しいと伝えていたものの司会者にアナウンスされた――など不手際が相次ぎ、「一生に一度の結婚式を台無しにされた」と悲痛な思いを書き込んでいる。
式に出席した友人が7月6日、ツイッターで上記の書き込みのキャプチャーとともに、「友達の結婚式がぶち壊されました。絶対このホテルを許したくありません。毎日泣いてる友達が可哀想でほんと目も当てられない。ホテルは『二度と会わない』『質問は受付ない』と言い放ったそうです」と投稿すると、10万以上リツイート(拡散)され、ホテル側の対応を疑問視する声が相次いだ。