カレーチェーン最大手「カレーハウスCoCo壱番屋」(ココイチ)が、インド進出を決めた。運営会社の壱番屋(愛知県一宮市)が2019年7月8日、発表した。
同社はJ-CASTニュースの取材に「『逆輸入』として受け入れてもらえるよう、準備を進めています」と意気込む。
日本の店舗ではインド人客が多い
ココイチは6月28日、インドでの直営およびフランチャイズでの店舗展開に向け、三井物産の子会社と合弁会社を設立した。資本金は約3億円。
ココイチ経営企画室は7月8日、J-CASTニュースの取材に、インド進出は悲願だったと明かす。
「カレーの消費量が多く、人口から考えてもぜひ挑戦したいマーケットでした。現場調査とパートナー探しを8年以上前から行っていました」
同社は国内外に約1400 店舗を展開し、アメリカ、中国、タイ、シンガポール、イギリスなど国外にも積極的に進出している。
海外店舗で日本のカレーは好評を博し、日本の店舗ではインド人客が多いため、勝算はあるとみる。カレーは動物性食品を含まないルウを日本で製造し、インドに輸出する。
「現地の方に受け入れてもらえるかは計り知れない部分はあり、大きな挑戦になります。 カレーそのものはインド、イギリス、日本と入ってきているので『逆輸入』として受け入れてもらえるよう、準備を進めています」
フランチャイズを含め、5年で10店舗、10年で30店舗を目指す。