「下位チームに取りこぼさず、上位に対してはエラーを減らして」
ここまで、リーグ5位の得点力をリーグトップのチーム防御率を誇る投手陣が支えている。中でもベテラン藤川球児投手(38)、ピアース・ジョンソン投手(28)ら中継ぎの安定感は抜群で、守護神ドリスまでの勝利の方程式は、かつて阪神の鉄壁のリリーフを誇った「JFK」を彷彿させるものがある。
「あれだけの経験を持っている藤川投手の活躍は、選手の精神的支柱になっていると思います。ナインに与える影響は大きいと思います。オールスター戦を終えて後半戦に入れば、ここから先は順位を意識しての試合が続きます。下位チームに取りこぼさず、上位に対してはエラーを減らしていきたいです。前半にうまくいかなかったことをもう一度洗いなおして、チームとしての方針を今一度、確認していく必要あると思います」(野口氏)
阪神は7月8日から本拠地・甲子園で首位・巨人を迎えての3連戦を予定。虎の逆襲なるか。大いに注目される。