名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ、SKE48が2019年7月5日、名古屋市内のホテルでパーティーを開き、キャプテンの斉藤真木子さん(25)が劇場支配人に就任したと発表した。
パーティーは、運営会社の「SKE」が7月1日付けで名称を「ゼスト」に変更したことを記念して開かれた。愛知県の大村秀章知事も駆けつけ、「さらにさらに前進していただきたい」などとエールを送った。山口真帆さん(23)の事案をめぐる対応で行政からの起用を見送られることになった新潟・NGT48とは対照的に、名古屋では行政と緊密な関係を維持している。
2011年に広報大使「LOVEあいちサポーターズ」就任
SKE48はAKB48グループを運営するAKSが運営してきたが、19年3月1日付で、東証ジャスダック市場に上場する「KeyHolder(キーホルダー)」の100%子会社「SKE」に運営事業が譲渡されていた。社名を「熱い想い」「情熱」といった意味を持つ「ゼスト」に変更した。
大村知事は、運営会社の名称変更を「SKE48の新たな船出」だとして、
「SKE48、名古屋発のグループ、メンバーが、新しい船でさらに盛り上がっていただくことを期待したい」
とエールを送った。SKE48は、大村氏が当選した2011年に広報大使「LOVEあいちサポーターズ」に委嘱されている。大村氏はこのことに言及しながら、
「これからも、愛知・名古屋発の素晴らしいメンバーで、SKEを盛り上げていただいて、さらにさらに前進していただけるようにお願い申し上げたい」
などと話した。
参院選のイメージキャラクターにも...
SKE48と行政との関わりは深い。5月4日に名古屋駅前で行われた「ナゴヤ・エキトピアまつり」では、松井珠理奈さん(22)が、大村知事、名古屋市の河村たかし市長と一緒に白いオープンカーに乗って沿道に笑顔をふりまいた。
7月4日に公示された参院選(21日投開票)では、愛知県選管が松井さん、須田亜香里さん(27)後藤楽々(らら)さん(18)の3人をイメージキャラクターに起用。選挙期間限定スペシャルユニット「ミライミツメ隊」を結成したという設定で、松井さんらが投票を呼びかけるポスターが愛知県内に広く掲示されている。
インドネシア・ジャカルタが拠点のJKT48との共同プロジェクトも発表された。具体的には、相互の出張公演などが計画されている。これにともなって、SKE48劇場支配人だった湯浅洋氏がJKT48のスペシャルアドバイザーに就任。現地でノウハウを提供したり、グループ間の調整にあたったりする。湯浅氏の後任の劇場支配人が斉藤さんだ。キャプテンと兼務し、プレイング・マネジャーとして活躍する。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)