参院選、序盤の各社情勢調査 自公の改選過半数は「勢い」「確保」「確実」...

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   参院選公示後、初めてとなる新聞各紙の情勢調査が、2019年7月6日付の朝刊に掲載された。いずれの調査も4、5日に行われたものだ。

   各紙ともに、与党で改選124議席の過半数を占める勢いだとする一方で、いわゆる「改憲勢力」が改憲発議に必要な3分の2に届くかは、微妙との見通しを伝えた。

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  • 各社の党派別議席予測まとめ
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今回改選は124議席

   6日付の朝刊1面(東京版)では、朝日、毎日、産経は独自調査を、日経は共同通信の情勢調査をもとに、以下の見出しで報じた。

朝日「自公、改選過半数の勢い 改憲勢力2/3は微妙」(14版)
毎日「改憲 3分の2割れも 与党、改選過半数は確保」(14版)
産経「与党の改選過半数確実 改憲勢力維持か」(14版)
日経「自公、改選過半数の勢い 改憲勢力2/3うかがう」(13版)

   今回の改選議席は124(選挙区74、比例50)。「勢い」「確保」「確実」と表現は異なるが、各社ともに自民・公明の与党で63議席以上を獲得して、過半数となる見通しを示している。なお、読売も調査結果を伝えたが、「参院選 自民が優位 比例投票先36% 立民は10%」(14版)といった表現にとどめた。

   党派ごとの議席予測は、朝日と毎日が一覧でまとめたほか、東京(ウェブ版)も共同の調査結果を表で伝えた。朝日では自民が59、公明が14議席を獲得(中心値)、毎日は自民が53~64、公明が11~14議席(上限~下限)とした。東京が伝えた共同調査では、自民65、公明14議席となっている。

改憲には「3分の2」確保が必要

   今回の参院選では、憲法改正も争点のひとつとして注目されている。改憲を発議するためには、衆院・参院議員のそれぞれ3分の2の賛成が必要となる。「改憲勢力」とは、自公の与党に加えて、改憲に前向きな姿勢を見せる、維新と無所属議員を含んだ議席数を意味する。

   各社報道によると、7月5日現在で、非改選の改憲勢力は79議席で、今回の参院選で85議席獲得するのが「3分の2」のラインになる。これについては、朝日と毎日が「割れも」「微妙」とする一方で、産経と日経の見出しは「維持か」「うかがう」と表現している。

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