公示後に「『老後2000万円不足問題』の真実」
最近の記事を見てみると、数日置きに1本程度の記事を更新している。特段、今回注目されている冊子に触れてはいないようで、従来のトーンで野党批判などを続けている。見出しを並べてみると、
6月26日「尋常ではない立憲候補の『消費税廃止』」
6月28日「噴飯の"日米密約説"」
7月1日「自由貿易の重要性掲げ成功したG20」
7月3日「野党は『恥を知れ!』と喝破した三原じゅん子氏」
といった調子だ。そして7月5日、参院選公示後に初めての記事が更新された。
見出しは「『老後2000万円不足問題』の真実」。冒頭で、この不足問題が多くの国民の関心を呼んでいるとして、「それはメディアや野党がことさら歪曲してこの問題を伝えているからだ」と、メディア・野党批判を展開している。
記事の文字数は1400字程度で、締めの部分では「もちろん、高齢者の生活をどのようにしていくのかの議論は必要だ。それをあたかも多くの国民が路頭に迷うような宣伝だけに力を入れる野党の姿勢では、建設的な議論は不可能だ」と、やはり野党に厳しい目を向けている。ただ、冒頭と締めの部分以外は、問題の発端となった金融庁の審議会の報告書をめぐる経緯などを淡々と説明している。末尾には「terracePRESS編集部」の署名がある。
ツイッターなどには、「terracePRESS」の運営社(者)をめぐって様々な憶測が飛び交っている。