自民冊子の元ネタ「テラスプレス」、公示後も更新続く 野党批判のトーンそのまま...

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ツイッターでは「千代田区」、でもフォロワーは僅少

   この冊子をめぐっては、6月11日に自民党の参院議員のひとりがツイッターで「頂きました」と、冊子の写真を添えて情報発信している。次第にメディアでも注目を集め、たとえば6月21日には「FNN PRIME」(フジテレビ系)サイトが「『トンデモ野党』過激な内容 自民党が配布 謎の冊子」と報じている。毎日新聞(ウェブ版、以下同)も6月29日に「自民党本部が国会議員に配った冊子に物議『まるでネトウヨ』 首相を礼賛、他党やメディア徹底非難」と伝え、「自民が推す『演説用資料』に身内も困惑 発行者の正体は」(朝日新聞、7月2日)という記事も。

   いずれも、「発行元は、正体不明のネットサイトだった」(FNN)、「テラスプレスの運営主体や連絡先は不明」(毎日新聞)と指摘しており、朝日記事では、サイトへのアクセス数がニュースサイトとしては、不自然な程に少ない実態にも言及している。

   テラスプレスのサイトをみると、「terracePRESSでは報道で語られていない事実を皆様に伝えるべく最新のニュース情報をお伝えいたします」とある。運営社(者)に関する記載は見当たらない。広告枠もない。一方、「terracePRESS」ツイッター(サイトからのリンクや公式マークはなし)では「Chiyoda-ku, Tokyo(東京都千代田区)」を所在地として掲載している。ただ、こちらもフォロワー240人と、ニュースサイトとしてはやはり非常に小さな数字だ。

   確認できる初出の記事は、約1年前の2018年7月13日配信の「安倍政権の経済政策で戦後最長の景気拡大を実現へ」だ。目次ページでは、1ページに概ね5記事が表示され、32ページに及んでいる。単純計算すると、150~160本の記事があるようだ。

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