潮田氏が「黙って引き下がるとは思えない」の声も... LIXILの乱、これで「決着」したのか

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

手腕が問われるのはむしろこれから

   住友商事出身の瀬戸氏は、工具のインターネット通販会社「MonotaRO(モノタロウ)」で社長、会長を務めた経営手腕が買われ、潮田氏が2016年6月、社長兼CEOに就けた。しかし、海外戦略などをめぐり潮田氏との対立が表面化し、2年余りで事実上解任された。この時、潮田氏が会長兼CEOに就任したが、海外機関投資家に不透明と指摘され、退任表明に追い込まれた経緯がある。

   伊奈氏が瀬戸氏側に付いたことから、旧トステム、旧INAXの対立をはやす向きもある。潮田氏は今もなお、リクシル株の3%を持つ大株主だけに、「このまま黙って引き下がるとは思えない」(全国紙経済部デスク)というのが大方の見方。社内の対立をいかに収めていくか、瀬戸氏の手腕が問われている。

1 2 3
姉妹サイト