異彩放つ読売の「激励」
これに対し、読売(23日)は「激励調」だ。「日本が背負う難題の解決に向け、政策の大胆な重点化が必要だ」「『政府4計画』は重複が多く、役割分担も不明確だ。政策の優先順位を整理し直すべきである」など一般的に注文はするが、「昨年の成長戦略で打ち出した152施策も、目標達成のメドが立ったのは3分の1にとどまる。原因を究明し、スピード感を持って政策を実行してもらいたい」、「地方銀行と路線バス会社の経営統合や共同経営を促す。......再編で経営基盤強化を目指す方向性は妥当だろう」、「雇用改革にも力点を置く。......企業や労働者の意識改革には、時間がかかろう。粘り強い取り組みが求められる」といった具合で、産経を含む各紙とのトーンの違いが目を引く。