ところで、名古屋の人は本当に「おみゃあ」って言うの?
今後検討が進むとみられる歌詞の変更、特に「お前」部分をどうするかについては、ツイッターでも様々な意見が寄せられている。
志らくさんや恵さんが挙げた「あなた」「そなた」に加え、「あなた様」「貴様」「きみ(君)ー」などが挙がっている。他にも、英語圏の男性敬称の「Sir(サー)」が良いという声や、「名古屋らしく『おみゃー』に変えても良いのでは」という指摘も出ていた。もっとも、中には真剣に代案を出しているというよりは、「『お前』は不適切」という議論に批判的で、茶化すように案に触れているような人もいた。
「名古屋らしく『おみゃー』」といったイメージに対しては、以前からネット上で、地元の人とみられるユーザーから「実際には聞いたことがない」「使っている人を見たことがない」といった指摘も出ている。7月2日にJ-CASTニュース編集部が、名古屋市内の公共施設に電話をして話を聞いた範囲でも、「周囲では使わない」「普段、耳にしない」「年配の人の中には使う人はいるかも」といった反応だった。
もっとも、河村たかし・名古屋市長(70)は使っているようだ。市役所の公式サイトでは、河村市長の定例記者会見の文字起こし版を公開しており、話し言葉の言い回しに極力忠実に再現している。2月18日の会見部分を見ると、河村市長は、市内の「藤前干潟のごみ埋め立て問題」に関して、市の経営アドバイザーで「わしの高校の同級生」でもある人物と、
「『おい、河村』言って、『おみゃあ、これどう思う』言うもんだで~(以下略)」
という会話を交わしたことを紹介している。