米朝電撃会談で日本は「蚊帳の外」? 韓国メディアいわく、G20は「埋もれてしまった」

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日本の「コラ画像」も紹介

   そこで際立つ形になったのが日本の外交のあり方だ。韓国の国民日報は、米朝会談で安倍氏が「日本のネットユーザーから嘲笑の対象になった」として、「蚊帳の外」論を強調した記事を掲載した。同紙が「嘲笑」のエピソードとして取り上げたのが、あるユーザーがツイートした「コラ画像」だ。

「あまりに悲惨なので画像の中だけでも板門店にいた事にしておきましょう」

といった言葉とともに、米国・韓国・北朝鮮の3首脳が板門店の韓国側施設「自由の家」から出てくる写真の左上に、安倍氏が合成された写真だ。この写真の安倍氏はショートパンツと、ひざ上まである白い靴下姿。国民日報は、「大人になれない安倍氏を批判するときによく使われる写真」だと解説している。

   米朝首脳が対面したのは、6月30日の15時45分頃。このときの安倍氏の行動からも「蚊帳の外」論が出ている。各紙による「首相動静」では、14時46分に大阪・伊丹空港から羽田空港に到着し、15時29分に東京・富ヶ谷の自宅へ。18時31分に東京・永田町のレストランで秘書官と食事をしている。首脳が対面した瞬間には私邸にいたことになるが、それは「事前に歴史的な会合があることを何ひとつ知らなかったからだ」というわけだ。

   なお、西村康稔官房副長官は7月1日の記者会見で、米朝会談を事前に把握していたかについて問われ、

「米国との間とは、6月28日の日米首脳会談を含め、これまでも北朝鮮問題について緊密に連携してきている。やり取りの詳細については差し控えたい」

と述べるにとどめている。

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