提供商品の条件は「一般的」、そして...
「プラスチックゴミ削減の一環でペットボトル製品を提供しないと決め、水素水は缶飲料なので提供を受けました」。外務省のG20サミット事務局は1日、J-CASTニュースの取材にこう話す。
国際メディアセンターは入札で選ばれた民間業者が運営していたため、飲料の選定に外務省は関わっていない。そのため「水素水にお墨付きを与えるとか宣伝するといった意図は特にございません」とした。
伊藤園広報部によれば、「一般的に飲まれるもので、かつペットボトル以外の容器に入った飲料との指定を受けた」ため、コーヒー、緑茶に加え、水の代用として水素水の無償提供を決めた。
同社の水素水は、水素が「高濃度」かつ「抜けにくい」独自の製造方法を用い、商品サイトには「美や健康が気になる方に。輝きめざして水素水プラス!」と、美容・健康維持に役立つともとれる表記がある。
だが広報部は、効果・効能を標ぼうする商品ではなく、「通常の水と機能は変わらず、純粋な水です」と説明した。
(J-CASTニュース編集部 谷本陵)