山口県周南市で「野犬」目撃多数 エサやりが原因と言うが...県や保健所、学校に対策を聞いた

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「周南市が県内で野犬の数が圧倒的に多い」

   周南環境保健所は、市の職員とも連携して、檻と網を用いた捕獲を行っている。同所は「周南市が県内で野犬の数が圧倒的に多い」とし、「噛みつきは2017年度が1件、2018年度は4件ある」と7月1日、取材に回答した。

   周南市環境政策課の生活衛生担当者は、野犬増加の問題があることを認めたうえで、市の公式サイトや広報紙から注意喚起を行っているという。また増加の原因には「むやみなエサやり」が横行していることがあると述べ、「そのため野犬が自然繁殖してどんどん増えてきた」と答えた。「ここ数年で野犬が増えてきた」のが市としての実感だという。

   市がサイト上で公開している「野犬の現状と取組み」には日本での狂犬病の発症例は50年以上ないと記載されているが、「周南市は徳山港を有し、外国の船が入港していることから狂犬病が持ち込まれる可能性があるかもしれません」と書いている。ただ、これについて担当者は、

「徳山港へ海外から犬が持ち込まれたという事実はなく、報告も入っていない」

とだけ答えた。

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