鳥谷は打率.127、打点「0」
また、指揮官の采配に関して鳥谷敬内野手(38)の起用法にも批判が集まっている。30日のゲームでは8回2死2塁、一打勝ち越しの場面で代打として起用された鳥谷だったが、141キロのストレートについていけずファールフライに打ち取られた。またも好機に凡打し、打率は.127まで落ち込んだ。今シーズン、ここまで打点「0」の鳥谷を好機で起用し続ける指揮官に批判が集まる一方で、鳥谷へは同情的な声も多く、虎党から「休養」を勧める声も出ている。
在京球団の関係者は阪神の現状について「ヒットは出ているのに得点が出来ないというのは、監督の采配に問題があるといわれても仕方がない。打順に関しても、4番の大山は動かす必要はないが、その他の打順はもっと積極的に入れ替えるべき。打線が打てないのではなく、機能していないのだから、打順にこだわりすぎると得点のチャンスを逸する。何らかの手を打たないと、このままズルズル行ってしまう可能性もあります」と指摘する。
7月2日からは敵地に乗り込み同率で3位に並ぶDeNAと3連戦を控える。最大で6つあった貯金は消滅し、借金生活に突入。今シーズン、9勝3敗でカモにしているDeNAを相手に打線復活となるのか。指揮官の采配に注目が集まる。