下着に「KIMONO」命名問題、京都市長が「再考」要求 「私的に独占すべきものではない」

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「ブランド名としてのご使用についてお考え直しいただきたく」

   文書ではまず「『きもの』は、日本の豊かな自然と歴史的風土の中で、先人たちのたゆまぬ努力と研鑽によって育まれてきた日本の伝統的な民族衣装であり、暮らしの中で大切に受け継がれ、発展してきた文化です。また、職人の匠の技の結晶であり、日本人の美意識や精神性、価値観の象徴でもあります」と着物について紹介し、「さらに、近年、日本人はもとより、日本を訪れる多くの外国人旅行者が、きもの姿で京都のまちを、また日本のまちを散策される光景も増えています。これは、まさしく、日本が誇る伝統文化である『きもの』が、世界の人々に愛されていることの表れであります」と着物文化が国際的な広がりを見せていることも示した。

   また「そして、今、私たちは、すべての国民の皆様とともに、日本のこころや文化の象徴である『きもの文化』を、ユネスコ無形文化遺産への登録を目指す取組も進めています」と現在の取り組みを明かしている。

   その上で、

「私たちは、『KIMONO』『きもの』『着物』の名称は、きものやきもの文化を愛するすべての人々共有の財産であり、私的に独占すべきものではないと考えます。是非私たちの思いをお汲み取りいただき、ブランド名としてのご使用についてお考え直しいただきたく存じます」

とブランド名の再考を求めた。さらに、

「キム様には、私たちの強い思いを御理解いただくためにも、『きもの』をはじめあらゆる日本の文化を守り育ててきた京都にお越しいただき、『きもの文化』の神髄に触れていただければ幸いです」

とカーダシアンさんに着物文化の体験を勧めている。

(J-CASTニュース編集部 青木正典)

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