キーワードは「生きづらさ」と「生産性」
山本代表は両日の会見で、今の社会状況を端的なキーワードを使って表現した。
安冨氏の会見では、「今の日本の中で一番の問題は生きづらさ」と指摘し、「『男らしさ』とか、『女らしさ』とか、『子どもらしさ』とか、『母親らしさ』とか、っていう地獄のようなカテゴライズといいますか、こうあるべきだという枠にはめられながら生かされるような現代の、まさに地獄」と表現していた。
木村氏の会見であげたキーワードは、「生産性」。「生きづらさにつながっていく」としつつ、「生産性というもので人間の価値が測られるような社会に、もうすでになっていると思います」と危惧。「人間は存在するだけで価値があるものという考え方に基づいて政治が行われないならば、その世は地獄であろうと。今がその状況だと考えています」と持論を展開し、
「生産性ではなく、いかに存在しているだけで人間は価値があるか、という社会を実現するために政治がある。そういう考え方のもとに、れいわ新選組はこれからやっていきたい」
とビジョンを語った。
(J-CASTニュース編集部 田中美知生)