2015年には明らかな「差別待遇」
日中関係は、12年9月に日本政府が尖閣諸島(沖縄県石垣市)を国有化したのを機に、中国各地で反日デモが起き、日系商店が襲撃されたり、日の丸が燃やされたりして最悪の状況に陥った。
首脳会談が行われた際も、しばらくはそれが影を落とした。例えば15年4月にインドネシアのジャカルタで開かれたアジア・アフリカ会議(バンドン会議)の会場で会談した際には、インドネシア、ミャンマーとの首脳会談では、国旗が首脳の後ろに置かれたが、安倍首相との会談では国旗はなし。人民日報の紙面ではインドネシア、ミャンマーとの会談は1面で日本は2面と、明らかな「差別待遇」を受けていた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)