「私自身がツイッターを使い慣れておらず...」
こうした中、同校は26日までに上記3つの投稿を削除。その後27日までにツイッターアカウント自体も削除するに至っている。
何が起きていたのか。ツイッターを運用していた篠崎高校の副校長は27日、J-CASTニュースの取材に、まず一連の投稿の理由を次のように話す。
「あくまで生徒に対する注意喚起のために投稿しました。節度ある行動をし、近隣の方々の信頼を得られるようになってほしいという思いでした。お恥ずかしいことですが、本校生徒についての苦情は頻繁に届きます。その度に生徒には注意喚起していますが、度重なっていたのであのような書き方になってしまいました」
だが、公開の場で言うべき内容ではないとの批判があがっていることについては、
「その通りだと思います。伝える手段を間違ってしまったと反省しています。私自身がツイッターを使い慣れておらず、生徒へのメッセージを発信するために使ってしまっていました。生徒しか見ていないという前提で投稿していたことは否めません。不徳の致すところです」
と軽率であったことを口にした。
副校長によると、批判が相次いだことを受けて校長と協議。「無関係の生徒を含め、多くの生徒に直接・間接の被害が広がることは望ましくない」として一連の投稿を削除した。その後、同校を管轄する東京都教育委員会・東部学校経営支援センター支所(墨田区)に「炎上」状態であることを報告すると、ツイッターアカウントを削除するようにと言われ、26日中にアカウントを削除した。
J-CASTニュースが同支所に事実確認すると、担当者は「確かに副校長から報告を受け、当センターとしてはこれ以上の騒ぎの拡大を防ぐために、一時的にアカウントを削除するよう助言しました。本来この件は生徒に直接口頭で注意喚起すべきもので、それをツイッターという公の場でコメントしてしまったため、こういう事態を招いたと受け止めています」と話した。「一時的に」と言うように、適切な運用方法などを固めた上で、時期を見て再び開設や復元(ツイッターアカウントは削除から30日経過するまで復元が可能)するのは構わないとしている。